蒲田の良いところ



前回の記事で蒲田自体に対して否定的になってしまいましたが、それはあくまでも全く同じ職種で「渋谷」と「蒲田」での比較なわけです。従業員に関わらず、来訪してくる客層に対しても同様のことが言えます。

勤務しない限り蒲田という場所を訪れる機会がなかったといっても過言ではない私なのですが、ただ歩いていても蒲田という場所に頭を抱えることもしばしば。はっきり言うと、川崎の銀柳街と大体一緒なんですよね。その町が抱えている空気感とか住民の感覚が。噂では深夜を回った蒲田は特に治安が悪く、路上で喧嘩も少なくないとのことですが、それに関しては実際に私が見たわけではないので何とも言えません。

しかし、良くも悪くもといった言葉がピッタリでもある町であり、たとえば私の勤務先に辿り着く前に寄るセブンイレブンがあるのですが、このコンビニの醸し出す雰囲気のアットホーム感や一体感、従業員たちの活き活きとした感じの凄まじいこと。

私が一ヶ月ぶりにそこを訪れ、しかも赤髪などにして見た目が大分変わっていても「おっ!久しぶり!今日は納豆買わないの?」みたいな。レジにいない従業員たちも笑いが絶えない環境。誰もが心の底からここで働くことを楽しんでいる空気感。地元でも同じセブンイレブンで一つだけあるのですが、やはりこういう空気感は都内では中々出せないよなあ、と思うわけです。

コンビニに関してはオーナーの良し悪しが絶対的に影響しますね。私はコンビニで働いたことがないのですが、働いた人たち数十人の話を聞いてみると意見はバラバラです。オーナーが最悪だろ辞めさせてくれないし、辞めることを告げても「お前の家に脅しに行くからな!」とか色々……。

オーナーが従業員たちを労り、人を見る目も有り、なおかつ管理もしっかりしているならば、そのコンビニはよっぽど同じ時間帯に働く人たちの相性が悪くない限りは上手く行くかとは思います。

近所のコンビニも、国籍やら年齢やら何やらバラバラな従業員たちが属しているのですが、誰もが活き活きと働いています。別にコンビニの従業員に求めることは特にないのですが、粗悪な態度をとられるよりは、誰もが楽しげに働いている方が私は好きですね。

一時期「コンビニの従業員に何を求めているの?」というような話題が SNS で広まりましたし、私もそれに賛成しているのですが、それでも入店した直後に空気が最悪なコンビニに足を運ぶくらいならば、空気が良いコンビニに足を運ぶでしょう? これは私だけですか?

たとえば、近所から少し離れた同じセブンイレブンでは、良い人ぶった長年務めている若者が、新人の若者に対して「てめえ、調子乗んなよ」とかお尻を蹴飛ばしたりしていたんですよ。レジ内にて。別に良い対応を求める気は全くないけど、こんな空気が悪い場所で働き、弱いと見なされた人がいじめられている光景を見て、気分が悪くならないわけがないでしょう? ちなみに、私は暴力を振るわれているのを目撃した時点で注意したのですが、結果的にその新人はいつのまにか姿を消していました。悔しい。

馴染めないアットホームさを強要されるのも嫌だろうけど、粗悪な環境で働く方がよっぽど嫌ですね、私は。話題になった内容の本質も、普通に接客しているにも関わらず「お前の接客態度が悪い」とかそのレベルでしょう? それ、海外に行ったらしょっちゅうですよ。もっと掘り下げると、無理に笑顔を振る舞わず、無表情だけど実は良心的な対応をしてくれるのが海外でもあるんですけどね。それは日本人が求めるものと異なるだけであって、そういう意味での意見ならば私も賛成です。変にへつらわなくてもいいんじゃない?みたいな。

ただ、繰り返しますが、明らかに変な空気が淀んでいるようなコンビニなり飲食店に通うくらいならば、私はなんだか心地好い空気が自然と流れている場所に行きたいとは思いますが。