ビョークのニューアルバム『ユートピア』が全然興味湧かない件



そういえば、一昨日ツィッターで話題になって流れてきたビョークの新作『ユートピア』が全然興味湧かないし、どうでもいいとすら思ってしまうなあ。

ビョーク自体は未だに飽きないし、好きには変わりない。この前、ヴェスパタイン期のロイヤル・オペラ・ハウスとかヴォルタイックのライブ映像を鑑賞したときに、改めて「やっぱりビョークは群一つ抜けているなあ。やばいなあ。最高すぎる」くらいに思った。

ビョークの音楽そのもの以前に、彼女自身に、ビョークという生き物に対しても興味が尽きないので、熱狂的なファンのように追っかけているわけではないけど、ビョークの最新インタビューをたまたま拝見したり、彼女の活動とかコラボレーションとか色々に触れると、やっぱりビョークは面白いなあ、と思う。

ただ、音楽自体はぶっちゃけ『バイオフィリア』で私はストップしていて、ヴァルニキュラも購入したけど、彼女の全アルバムの中で最も聴いていないアルバムと化しているし、今では全く聴いていないほど。

百歩譲って、ヴァルニキュラが私の好みに合わなかったとか、私の理解が追いついていないだけとか、それならいいんだけど、新しいアルバムがリリースされる前にアルバム内の曲かつ新曲として『the gate』を公表して、それを聴いて一番最初に思ったのが「えっ、前作と変わっていないじゃん」とか「微妙なんですけど」だった。

グーグルで検索すると彼女に対しての否定的な意見ってめったに出てこないけど、ツィッターで検索すると私と同じような感覚を抱きつつ否定的な意見を恐れずに言っている方もちらほらいた。

この恐れというのは、ビョークのことを積極的にツイートする人はビョークファンと繋がっていることが多く、そんな彼らを敵に回したり、彼らの不快に繋がるようなことを恐れず、平気な顔して堂々と言っていることを示している。

ビョークの何が好きって、そりゃあ彼女自身、彼女全体でもあるし、バイオフィリアまでは全アルバムおよび全曲に惹かれるくらいに、捨て曲が一切ないじゃんくらいに感動していたのもあるんだけど、、、

単純に「全曲好きだから」というのもあるが、そう思う要因の一つはやっぱりアルバム毎にコンセプトが変わり、まるで新しいアルバムと曲の数々を産み出す姿勢にあると思う。

世間一般的に微妙、挑戦しすぎ、独創的すぎると言われた『メダラ』ですら私は「うわあー、何コレ!?ヤバイ!!!」と思っていたんだけど、そんな私でもヴァルニキュラで冷めていき、「いやいや、それでもビョークのライブはいつもヤバいからね」と思って淡い期待を抱きながら向かった今年のフジロックもなんだか微妙で、「それでも!それでも新作はまた何かを乗り越えた世界を見せてくれるに違いない!!」とまだ諦めずにいたところにコレ。もうなんなのビョーク姉さん、いや、ビョークおばさん、という私の感想。

もしかしたらアルバムを聴いたらまた印象が変わるのかもしれないけど、とても聴く気にも購入する気にもなれないでいるのが私の今の素直な気持ちだ。

ヴァルニキュラと同じく、単純に私の嗜好に合わなかっただけならまだ良かった。それなら「今回も好きではないけど、やっぱりビョークはヤバいなあ」くらいにはなっていた。好きではないけど、凄いという感覚。でも、あれだけ散々世界中を煽っておいてコレですか?同じようなものですか?とすら思った。

ツィッターには「ビョークの新作良すぎる」「最高」「素晴らしい」「待ってました」みたいな好意的な感想ばかりが流れてくるんだけど、う〜ん、妄信的なファンによる真っ当ではない意見や感想は何も参考にならないなあ、と。

昔よりも様々な人たちや業界を味方につけ、ツィッターでは「i-d」とかを始めとした著名なアカウントたちからも新作をアピールされたり、誕生日を祝われるようになったビョーク。幸福度や注目度はもしかしたら絶頂期かもしれないけど、反比例するかのように魅力が下落していると思うのは私だけなのかな?

いつまでも好きでいるって、いつまでも好きと思われるように保つって、難しいね。ビョークに限らず、最近それについてよく考える。