ホリエモンとネットサーフィンの素晴らしさ



ホリエモンこと堀江貴文。私は別に彼のことを敬愛するファンでもなんでもないし、正直詳しいわけでもない。テレビやネットを通して彼のことを知っている人たちと同等か、もしかしたらその人たちよりもちょっと知っているくらいだと思っている。



ネットサーフィンの素晴らしさと本質


私がネットサーフィンをしているときに最も感動するのが、意図せずそこに行き着くことだ。それは見知らぬ世界かもしれないし、自分が欲していた答えかもしれない。

今日の出来事にも言えることで、別に私はホリエモンのことを調べていたわけではない。とあるワードを頼りに、とある内容について調べていたらなぜかホリエモンのインタビュー記事が出てきたのだ。

いつもならスルーするはずなのに、なんだか妙に惹かれてしまう自分がいた。インタビュアーは別に上手いわけでも何でもなく、むしろ会話のキャッチボールにもなっていなければ、しまいには相手を怒らせてもいるのだけど、それによって引き出されたホリエモンの話す内容が面白くて仕方なく、ついつい作業を中断して魅入ってしまった。



ホリエモンの口から語られる本質と真実


ホリエモンが刑務所にいて、仮釈放されたのち釈放になった事実くらいはさすがに私も把握している。ただ、彼が美食家ということも、出所後にハンバーガーを食べたなんてくだらない事実は知らなかった。そもそも私の家にテレビはないに等しい。かれこれ10年以上テレビをまともに見ていない。

ホリエモンが最初にハンバーガーを食べたことがネットで話題になったそうだ。そんなことが話題になったことすら知らなかったし、それを知った今でも私が思うことはどうでもいい。

これに対してホリエモンも以下のように強く述べる。

・そんなことが話題になるところに、今の社会の発想の貧困さを感じる。
・どうでもいい。
・こんなことに反応する社会の空気が嫌で仕方ない。
・だからおまえらはバカなんだよ、と言いたくなる。
・何を食べたかなんていうくだらないネタで喜ぶ風潮は全く理解できない。
・そもそもハンバーガーを食べたのは偶然。
・そこに注目してどうするの?

私が日頃から思っていることを、なんて的確に表しているのだろうかと思った。私は「ハンバーガーを食べたことが話題になりましたね」なんて質問をインタビュアーからされた日には、ここまで広げることはできない。だからこそ面白いと読み進めるキッカケとなった。ぽろっとこぼした言葉が現代の本質や真実をストレートに突っついているんだよね。



自分たちの金で好きなことをとことんやりたい


今後手がけるメディアに対してズバッと言い放った一言。これは真理だ。オノ・ヨーコですら、自分の活動に対して自分の稼いだお金でそれなりのリスクを支払っていることが少なくないし、ちょっと話の質が変わるけど、スティーブ・ジョブズがアップルから解雇されて自身も不安定なとき、まだ売れていない頃のピクサーに5400万ドル(約55億円)もの大金を自分のポケットマネーから注いだのも、根本的には変わらない。自分がやりたいことを、自分のお金を犠牲にして実行しただけ。



なんですぐマネタイズの話に繋げるの?


ホリエモンが企てているメディアに対して、インタビュアーが「どのようなカタチでマネタイズするのか?」という質問をぶつけた途端に怒るホリエモン。

「だから、その発想がつまらないんだよ。どうしてすぐにマネタイズの話に持っていくの? それ、本当に大事? ちなみにお金は大してかからない。必要なのは50万円とか100万円のポケットマネーの世界。大ヒットしたら稼げるけど、それは先の話で、まずはやってから考えるのが今の時代」

本当、良いこと言うなあ、ホリエモン。そう、そうなんだよ。本質はそこじゃない。こういった問いに意気消沈する人たちが世の中にどれだけいると思っているんだ。また、ブログやサイトなら特にそうだけど、実際に支払う必要のある経費は個人レベルなら尚更低い。ホリエモンが考えるサービスですら、サーバーやらアレコレの経費を考慮しても50〜100万円で実現できるという事実。

最後にめちゃくちゃ良いこと言ってるね。「まずはやってみる」、これが最も大切なんだよなあ。



あとがき


その後も「無駄なお金を使わないそうですね」と言われて「いや、好きなことに使っているから」と答え、「好きなことにお金を集中させているのか」と聞かれたら「いやいや、別に絞り込む必要ないでしょう。いろんなことに興味あるんだから」と答えていて、腑に落ちた。

インタビュアーの存在はほぼ空気扱いしていたから気にも留めなかったけど、こうして書いているとインタビュアーの理解不足や、それによる図々しさと粗さが目立つなあ、と。それのおかげで興味深く読めたわけでもあるんだけど。

ホリエモンが「お金より時間だろ」「やりたいことがたくさんあるから時間を無駄にしたくない」「お金で時間を買えるならば惜しまず使う」と言っていて、本当そうだと感心していた。

揚げ足取るようにインタビュアーが「使えるお金が限られている人が云々」と聞き返していて、即座に「いやいや、時間は物理的に増やせないだろ。誰にだって24時間なんだから」と答えたのち「でも、お金は増やせる」「やりたいことをやるために時間効率を高め、必要ならばそこにお金を使う」「僕はお金の使い方なんてどうでもいいと思うけど、あえて使うなら時間に対してじゃないですか?」と続けるホリエモン。

たまたまかもしれないけど、このインタビューの内容に関しては終始ホリエモンに強い共感を抱くことになった朝4時前。さすがに眠い。