チェキのフィルムは X 線を浴びても大丈夫



前回の記事では「写ルンですを海外に持ち込み、X 線を浴びたらどうなるのか?」「手荷物検査でフィルムを X 線に通さないための対処」についてまとめた。

今回は一緒に持ち込んだ「チェキ」について触れる。フィルムは「富士フィルム インスタックスミニ(FUJIFILM instax mini)」。このフィルムは、2016年11月にドイツの老舗メーカーである Leica 社から発売された「ライカゾフォート」でも使うことができる。

ライカ社から発売されているフィルムは「20枚 2,300円前後(各店舗)」であるのに対して、チェキのフィルムは「20枚 1,190円(Amazon 現在価格)」という安値。

昔と比べてチェキの種類も豊富になり、写真家だけでなく若い人たちや写真愛好家の間でも再流行している。今年の春にはスクエアフォーマット用のカメラ「instax SQUARE」も発売されるなど、ライカゾフォートも含めてインスタントカメラの熱は年々強まっているようだ。



X 線による影響


日本出発、コペンハーゲン経由でアイスランドへ。日本の空港では相手が同じ日本人なのもあって、スムーズに X 線を通さずにハンドチェックをしてもらえた。しかし、乗り継ぎ地点であるコペンハーゲン空港にて一度、やむなく手荷物検査時に X 線に通すことになる。

持ち込んだフィルムの数および撮影枚数は500枚を超える。結論から述べると、全く問題なく使用することができた。写ルンですがほぼ全滅だったのに対し、素晴らしい結果を残してくれた。



撮影状況とスペック


季節は厳冬期のアイスランド。陽が昇っている時間が短く、光が少ない極夜(白夜の反対)。また、チェキの機種も「instax mini 8」と、上位機種と比較すれば低スペックなものになり、不利な条件がいくつか揃っていた上でも満足のいく写真を撮影することに成功。



インスタントフィルムの強み


一度は X 線を通してしまったものの、現地であるアイスランドで撮影と同時に現像が完了するので安心だ。現像されたフィルムは X 線の影響を受けないので、現地でフィルムを入手し、現像も済ませて帰国する写真家もいるくらいだが、それはハードルが高めだと思う。

チェキの場合はその都度写真が出来上がるので、これは大きな強みだ。乗り継ぎなどもなく、日本での手荷物検査のみの場合は一度も英語で対応せずに現地に持ち込める。



預け入れ荷物として扱うことも可能


預け入れ荷物の X 線は手荷物検査とは違ってかなり強力な X 線を浴びさせられるので、フィルムは絶対に手荷物として持っていくと一般的には言われている。

その事実をふまえた上で、余ったチェキのフィルムはスーツケースに収納し、帰りの便では実験的に預け入れ荷物として扱ってみた。帰国後にそのフィルムで撮影してみたのだが、予想に反して問題なく写っていた。この事実にはちょっと驚きを隠せなかった。

グアムを訪れた際も、行き帰りどちらも「instax mini」のフィルムを預け入れ荷物として扱ってみたのだが、入国後も帰国後も問題なく使用することができた。

もしかしたらこのフィルムは X 線に強いのかもしれない。今まで様々な国で試したが、トラブルは一度もない。これが上位機種なら尚更問題なく扱えるであろう。